きよかぜ便り

60の手習いで覚えたパソコンとカメラで楽しんでいます

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2018年7月4日(水)…私の住む清瀬市は、まだ雑木林が多く残る緑豊かな街です。嘗て1960年代までは、オオムラサキが雑木林を飛び交う光景が見られたそうです。市が平成24年度に、日の出町・谷戸沢廃棄物処分場からオオムラサキの幼虫を提供してもらい、オオムラサキの飼育事業が開始されて今年で7年目です。この豊かな緑を次世代に引き継ぎ、将来的にはオオムラサキの舞う雑木林を目指しています。

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オオムラサキの飼育ケージは清瀬市台田の杜にあります

今年は昨年よりも10日も早く5月5日に♂が蛹に、23日には♂の羽化が最初に確認されました…♂が羽化後の約1週間程後に♀が羽化します…寿命は約1年です。


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ケージ内には、オオムラサキの食草である榎の鉢が多く置かれています


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ケージの天井からは青空が見え、外に飛び出したい蝶が網に張り付いています


成蝶数は6月中旬が一番多く、終盤の当日は成蝶の数は少なかったです

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発酵したバナナの餌に集まる蝶…オオムラサキの♂は♀よりも一回り小さいです



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オオムラサキ(大紫)♀…翅を広げた大きさは約12cm…♂よりも大きいです



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オオムラサキ(大紫)♀…大きさは約10cm…国蝶に相応しい美しい蝶です

オオムラサキはタテハチョウ科の大形の蝶で、日本で最初に発見され、昭和32年に日本昆虫学会に於いて、世界に誇る格調高い華麗な蝶として国蝶に決まりました。
翅を広げると10㎝以上になり、♂は表側が美しい紫色に輝きます(ネット参照)


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終齢幼虫…体が大きくなり目立ち、自然界では鳥に食べられやすい時期だそうです



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終齢幼虫…六齢幼虫とも言い、これから前蛹(ぜんよう)~蛹(さなぎ)となります



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蛹(さなぎ)…榎の葉に擬態していていて、見つけることが難しいです



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羽化した蛹の抜け殻


二組のカップルが交尾中でした

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オオムラサキの交尾…左♂右♀…強風が吹き抜けますがびくとも動きません



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オオムラサキの交尾…左♀右♂…受精するには長時間がかかるそうです



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オオムラサキの♀が産卵の準備中です



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オオムラサキの♀が榎の葉に産卵中です



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榎の葉に産み付けた卵…右側の卵は膨らんでいて、直に孵化しそうです



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左…孵化した後の卵の殻は幼虫が食べます…右は孵化したばかりの一齢幼虫



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一齢幼虫が1週間後に脱皮して二齢幼虫になります…可愛い角が生えてきます



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榎の幹を動き回る二齢幼虫…とても俊敏です



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ボランティアガイドの男性のお腹で、♀蝶が舞っています



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ボランティアガイドの女性の背中で、♀蝶が産卵を始めました…アレレ!!


不得手な動画を少し撮ってきましたので、YouTubeに編集してみました




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2018年6月30日(土)…猛暑の日が続き、夫婦共々家に籠りエアコンの効いた部屋で過ごすことが多くなりました。涼しい処へ行きたいですが遠出は無理です…そろそろ府中・浅間山公園の山百合の咲く季節と思い、夫を散策に誘いましたらOKの返事です…何時もは自転車ですが、今回はバスを乗り継いで夫と出掛けました。

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浅間山公園・四阿前で集会をしています…中学生の清掃ボランティア活動の様です


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森の中は静かです…でも、去年は咲いていた山百合が前山には見当たりません


浅間山は前山・中山・堂山の3つの丘からなり、花の当たり年だった去年はそこかしこに見事な山百合の花が咲きましたが、今年は花数が少ないです。中山で数株の山百合が咲いているのが見られましたが、遠くに咲いているので望遠で撮りました。

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山百合は柵から遠い処に咲いています…強風に大揺れするので上手く撮れません


山百合の花数が少なくがっかりしましたが、緑陰の森の散策は気持ち良かったです…珍しい花を見つけました…『オオバノトンボソウ』です…初めて見た花です。

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オオバノトンボソウ(大葉の蜻蛉草)…ラン科の多年草


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オオバノトンボソウ…別名『ノヤマトンボ』…黄緑色の地味な目立たない花です


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オオバノトンボソウ…名は花の様子が蜻蛉に似ているからだそうです


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イチヤクソウは花が終わり、実をつけていました


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日当たりの良い処に咲く『アメリカオニアザミ』…要注意外来生物に指定されます


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アメリカオニアザミ…アメリカの名はありますが、ヨーロッパ原産…綺麗な花です


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ヒヨドリバナ(鵯花)も、日当たりの良い傾斜地に群生しています


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ヒヨドリバナ…この花は蝶に好まれ、アサギマダラなど色々の蝶が訪れます


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ヒヨドリバナ…名は、ヒヨドリの鳴く頃に花が咲くことから…


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オカトラノオ(丘虎の尾)


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シオデ(牛尾菜)…サルトリイバラ科で、若菜は山菜になるそうです


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見上げると、青空の下に大きなネムノキ(合歓木)が枝を広げています


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ネムノキ…咲いたばかりの新鮮な花でした…葉は就眠運動をし夜は閉じます


堂山の浅間神社にお参りしました

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お参り後、お堂の前から鳥居と参道を撮りました


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浅間神社を後方から撮りました…堂山の頂に鎮座しています


丁度お昼時です…近くのファミレス『クラッチェガーデンス』でランチにしました

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期待に反し山百合はあまり咲いていませんでしたが、山を一巡りし汗をかきました…冷たいビールが美味しかったです…焼きたてのピザもいいお味でした…ゆっくり休息し、新小金井街道からバスに乗り、武蔵小金井駅でバスを乗り換え帰宅しました。


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2018年6月28日(木)…ブロ友さん達のブログに、清瀬のオオムラサキが載っていました…私もそろそろ行かなくてはと思っていた処で、翌日公開日ではありませんでしたが出掛けました…毎年公開日でない日に行って見せてもらっていましたが、この日は丁度管理の人が扉を閉めたばかりの時で、ケージ内には入れず残念でした。

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清瀬市・台田の森の大きなケージ内で、国蝶・オオムラサキが飼育されています

ケージ内のオオムラサキの多くは外の世界に飛び立ちたくて、網にへばりついています…扉が開き、見物人が出入りするすきを狙い逃げ出す蝶が多くいるそうです…当日も逃げ出した蝶の数頭が、外側のケージに張り付いているのを見つけました。


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オオムラサキ・雌…外に逃げたのはいいけど、仲間のいるケージ内が恋しいのか?


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オオムラサキ・雄…飼育員が外の地面に埋め込んだバナナを食べています



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オオムラサキ♂…自然界で生きるのは難しく、バナナが生きる拠り所のようです


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オオムラサキ♂…翅をバタつかせ動き回ります…私の手の震えではありません


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オオムラサキ♀…静かに地面をはいずります…この後間もなく森へ飛び立ちました


オオムラサキの飼育ケージが閉じていて残念でしたが、自然界に逃げ出したオオムラサキを見ることが出来ただけで満足でした…また来週に来てみようと思いました。


この後清瀬の保護林や道端で、咲く花を探しました

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ヤマユリ(山百合)…中里緑地保全地域


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ノウゼンカズラ


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ハルシャギク…北米原産の帰化植物


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ハルシャギク…別名『ジャノメソウ・蛇目草』


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アキノタムラソウ…写真では一面群生する草に見えますが…


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アキノタムラソウ…シソ科の爽やかな色の美しい野花です


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ムクゲ(木槿)


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ムクゲにも色々種類が多いです…柳瀬川回廊に咲いていました


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オランダガラシ…仏名『クレソン』の花…空堀川旧水路に咲いていました


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オミナエシ(女郎花)


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ミヤギノハギ(宮城野萩)…もう花盛りでした


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ミヤギノハギ(宮城野萩)


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サルスベリ(百日紅)


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ゼフィランサス…ヒガンバナ科タマスダレ属…レインリリーとも呼ばれます






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