2015年5月28日(木)・山荘に戻る予定だった友人から"今日は渋滞がひどそうだから中止に…今月中に閉店する『甲子』の御蕎麦を一緒に食べませんか"とのお誘いメールがありました…今日は夫も早くに出掛けるチャンスの日でした…OKです。
押し花作家でもある友人の住まいはマンションの1階で、お庭では草花をたくさん育てています。庭奥の土手の木は借景になり、自生の野の花が沢山咲いています。
ヤマホタルブクロ(山蛍袋)…山荘の庭のを持ち帰り植栽したものです
ヤマホタルブクロ…がく片の間の湾入部が膨らんでいるのが特徴です
アサギリソウ(朝霧草)…別名「アルテミシア」…押し花に使うそうです
アストランティア…友人によるとヨーロッパの草原には群生しているそうです
オキザリス…別名「ムラサキカタバミ」
チゴユリ(稚児百合)の実…可愛い青い実はこの後、紫がかった黒色になります
ノラニンジン(野良人参)…このお庭で初めて出会った花です
ミヤコワスレ(都忘れ)…ちょっと歪な花弁も野趣があり好き…十六夜型の花弁です
レモンバーム
ロベリア…鮮やかな青い花は南アフリカ原産で別名「ルリチョウチョウ」
ワスレナグサ(勿忘草)…種がひっつき虫になり、スラックスにびっしり付きました
ふみ台を使い土手に登りました…野草が沢山咲いています
オニタビラコ(鬼田平子)
セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)…中国原産で明治期に渡来し野生化しています
タチイヌノフグリ(立犬の陰嚢)…2㎜ほどの小さな花です
チチコグサ(父子草)
ニワゼキショウ(庭石菖)
ユウゲショウ(夕化粧)…日陰に咲いていた花、蕊を綺麗に撮ることが出来ました
ツゲ(柘植)…なかなか花を見ることはなく貴重な撮影でした
そろそろ昼の時分時…12時開店の蕎麦処・甲子の暖簾前に並びました。長い間江古田に住んでいながら、この蕎麦屋には入ったことがありませんでした。友人とは所縁のあるお店のようです。私は最初で最後の記念すべき『甲子の蕎麦』でした。
江古田・蕎麦処『甲子』…蔵造の漆喰、亀甲形模様のなまこ壁です
甲子(きのえね)の暖簾と看板…老舗を守り続けたご家族の思いが感じられます
開店直後の店内…主人夫婦と割烹着姿の娘さんの応対は丁寧で、心地いいです
まず初めに出されたお茶には、小布施桜井甘精堂の落雁が添えられます
天せいろ…御蕎麦も天麩羅も美味しかったです
店内には各所に花が活けられ、趣味の良い絵が掛けられています
石臼引き自家製粉の手打ちそばの老舗『甲子』は5月31日で閉店し、6月からは『レンタルスペース甲子』として再出発する予定です。又不定期に「そばの会」の企画も予定されています。蔵造の落ち着いた店内での御蕎麦の味に満足しました。
友人がお庭で摘んだ花で小さなブーケを作り、お土産に下さいました。帰宅後水切りをして、翌日小さなガラスの壺に活けてみました。長いこと生花に親しんでいたのに、最近は花を飾ることの少ない私…これではいけないと思い始めています。