きよかぜ便り

60の手習いで覚えたパソコンとカメラで楽しんでいます

2018年02月


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2018年2月21日(水)…この日は植物園・梅園脇の芝地にも、台地上の桜の園の芝地にも、幾組もの園児達がピクニックに来ていて賑やかでした。植物園に入り間もなく、池畔の止まり木にカワセミが止まり、すわ!チャンス!とばかりカメラを構えましたが…目ざとく見つけた園児達が″先生!青い鳥が木に止まっているよ!″と大騒ぎ…先生は″あとで青い鳥のお話をしてあげましょうね!″…??…カワセミは即飛び去りました…逃がした鳥は惜しいです(笑)…最近カワセミに縁がないです。

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カワセミを見つけた池…植物園の低地にはこの様な池が数多くあります


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ウグイスカグラ(鶯神楽)は数輪だけ咲いていました


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植物園台地上の桜の園…ランチを食べ終えた子供達が遊んでいます


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いつの間にか子供達は帰り、先程とは打って変わりし~んと静寂な空気が漂います



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フクジュソウ(福寿草)…陽が射さないので花は半開のままです


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ミチノクフクジュソウ(陸奥福寿草)はまだ蕾…2種類の福寿草を比べられません


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コゴメイヌノフグイリ(小米犬の陰嚢)も、花弁は半分閉じています


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       ホトケノザ(仏の座)             タネツケバナ(種漬花)


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モクレイシ(木茘枝)…ニシキギ科の常緑低木


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モクレイシ…緑白色の地味な小花ですが、可愛い綺麗な花です


子供たちが帰った後は園内は寂しい程の静寂さ…小鳥の鳴き声だけが響きます

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コゲラ(小啄木鳥)…休息していたベンチの真上の桜の枝で、コツコツと音がします


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コゲラ…木を突く音が辺りに響きます…この音を、コゲラのドラミングと言うそうです


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アオジ(鵐青)でしょうか?…高い木の梢に群れて止まっていました


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ベンチに止まるシロハラ(白腹)…ツグミ同様、地上をピョンピョン飛び跳ねます


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ツグミ(鶫)…何時も遠くを眺めている様に見えます…ピョンピョン飛び跳ねます


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樹上のツグミ…何故か樹上でも空を仰いでいます…直に渡るのでしょうか?


台地上からまた坂道を下に降りてきました

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ハクセキレイ(白鶺鴒)


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ジョウビタキ(尉鶲)♀


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ジョウビタキ(尉鶲)♂…白梅の枝に止まりましたが…背中を見せてくれません


下の池の畔で、何度かカワセミを見つけましたが…カメラから遠いです

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カワセミがいた証拠写真です…枝も邪魔になり上手に写せませんでした

笹薮には鶯がいます…肉眼では確認できますが、カメラで撮るのは難しいです

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鶯は″チッチッ″と笹鳴きをしています…地味な羽根色は保護色になっています


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鶯を、何枚も映しましたが顔が映っていたのはこの1枚だけでした



…了…


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2018年2月21日(水)…小石川植物園は元々、1684年に江戸徳川幕府が当地に設けた『小石川薬園』に源を発する日本最古の植物園で、面積は48,880坪あります。梅園から傾斜地を登り台地上の『椿園』へ向かいました。椿園はさほど広くないですが、他の植物園では見られない珍しい品種の椿を見ることが出来ます。


山茶花

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サザンカ『雪山・セツザン』…半八重平開咲きですが、まだ蕾の状態です


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『トガリバサザンカ・尖葉山茶花』…径2㎝程の小さな花です


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トガリバサザンカ…花の大きさは茶の花程で、葉が細く尖がっています


椿

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チョウセンツバキ(朝鮮椿)…ヤブツバキの園芸品種で、紅色中輪一重の筒咲


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チョウセンツバキ…朝鮮の名がありますが、朝鮮とは関係ないそうです


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ヤブツバキ(藪椿)…日本原産の椿で、単に椿と呼ぶ時には本種を指します


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カモホンアミ(加茂本阿弥)…別名『窓の月』、茶花として愛される大輪古典椿


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ツキノミヤコ(月の都)…中輪八重の古典椿、純白の花弁が印象的でした


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コチョウワビスケ(胡蝶侘助)…一重極小輪猪口咲き、紅白絞りの利休好みです


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アラジシ(荒獅子)


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シュンショッコウ(春曙光)…中輪八重咲で、中心部分が白く周囲は淡紅色の椿


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タロウカジャ(太郎冠者)…関西では『ウラクツバキ・有楽椿』と呼ばれています


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ダイジョウカン(大城冠)…極大輪の純白八重咲品種

名古屋城御殿椿の一つで、本丸御殿正面の庭にありましたが、原木は戦災で焼失…接ぎ木した椿が今も城内に存在するそうです。とても素晴らしい美しい椿で、大きな花弁が波打つ様が華麗で新鮮でした…タイトルの写真も『大城冠』です。名古屋城御殿椿のひとつで本丸御殿正
面の庭にあった名古屋城御殿椿のひとつで本丸御殿正面の庭にあった
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ニホンノホマレ(日本の誉)…藪椿や朝鮮椿と似ますが、違う雰囲気を感じました


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ヒイラギバツバキ(柊葉椿)…葉が柊の葉に似ます…細長くラッパ状に咲きます


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タカラアワセ(宝合)…江戸期からの古典椿…優劣を競うように咲くのが名の由来


カタカナ文字の名の椿

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エミリ・ウイルソン…西洋で作出された園芸品種…中輪八重の牡丹咲き


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カメリア・ドルピヘラ…中国・ベトナム原産の椿


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マソチアナ・ルブラ


珍しいマンサクの変種『アテツマンサク・阿哲満作』が咲いています

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2種のアテツマンサク(阿哲満作)が並んで咲いています


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アテツマンサク(阿哲満作)は、植物学者の牧野富太郎博士が、岡山県新見市黒髪山の青竜寺で発見、阿哲郡の郡名をとって「アテツマンサク」と命名したそうです。

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他のマンサクは中心部が赤紫色ですが、アテツマンサクは花も中心部も全て黄色です。リボン状の沢山の花弁があるように見えますが、一つの花の花弁は4枚です。

…小石川植物園③に続きます…



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2018年2月21日(水)…梅はバラ科サクラ属の落葉高木で、500種以上の品種があるとされています。中でも珍しいのは黄色の花色の梅です。何度か鎌倉・瑞泉寺にある、江戸時代に中国から移植されたと伝わる珍種の梅『黄梅・オウバイ』の古木を見に行きましたが…数年前にその黄梅が小石川植物園にも1本植栽されていることを知りました…そろそろ花の咲く頃と思い、小石川植物園へ出掛けてみました。

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黄梅(オウバイ)の花は3分咲きでした


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黄梅の名は、鎌倉・瑞泉寺に江戸時代に伝来したとされる梅の古木…その帯黄色の花弁の色から、植物学者・牧野富太郎博士が『黄梅・オウバイ』と命名しました。花弁はやや退化して小さく細く、その分雄蕊が花弁よりも長くより目立ちます。

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『黄梅』とネット検索すると、大部分はジャスミンの仲間であるモクセイ科の『黄梅』が出てきます。バラ科の『黄梅』のネット情報はごく少数で、詳しいことは解りません。

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花に顔を近づけると優しい香りがします…園芸上は野梅系の品種だそうです

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黄梅に華やかさはないですが、何時までも心に残る愛しい梅の花です


黄梅の隣にも珍しい梅が咲いています

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酈懸(テッケン)…別名『茶筅梅・チャセンバイ』

花弁がほとんど退化していますが、たまに白い花弁が付いているのもあります。
酈懸とは中国の地名で、謡曲にも出てくるそうです。この木も1本植栽されています。


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梅『酈懸・テッケン』…茶筅の様な梅です…チャセンバイの名の方が覚えやすいです


通小町(カヨイコマチ))もあまり見かけない梅の品種で、好きな花です

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通小町…一重の中輪咲き…雄蕊が1つ旗弁化して、花弁が6枚に見えます


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通小町(カヨイコマチ)…薄い紅を含んだ中輪の花弁が丸く波打ち、魅力的です


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通小町…新鮮な花時でした…名の如く、人を惑わす程美しく見えます


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通小町


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梅『月宮殿・ゲッキュウデン』…八重咲大輪の白い花、名前にも頷けます



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梅『道知辺・ミチシルベ』



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当日の梅園は5分咲きでしょうか…多くの園児達がピクニックに来ていました


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この庭園は、5代将軍吉宗が幼少期に住んだ白山御殿の庭園に由来します


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1969年に本郷構内より一部移築された『旧東京医学校本館』


梅の写真9枚をスライドショーにしました

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…小石川植物園②に続きます…







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2018年2月17日(土)…神代植物園の温室に立ち寄りました…温室の花や実です

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ヒメサザンカ(姫山茶花)…琉球列島の固有種…小さな花に強い芳香があります



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バンジロウ(蕃石榴)実…グァバの実です…私は食べたことがありません


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ラン室には、華やかなランの花が沢山咲いています


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熱帯睡蓮


植物会館前の特設ステージでは″梅まつりコンサート″が開催されていました。
調布市内の桐朋学園芸術短期大学生・木ノ瀬佳子さんと沢井麗さんによる琴の演奏とフルートとの二重奏です。美しい着物姿のお二人の演奏に心癒されました。





この後、近くの植物多様性センターへ立ち寄りました

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園のHPではまだ蕾と報じられていましたが…昨日二輪咲き始めたそうです


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セツブンソウ(節分草)…咲いたばかりの花、去年よりも花時が遅れているそうです


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枯葉が風除けになってくれますが…セツブンソウの蕾は風に震えています


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コウヤボウキ(高野箒)実


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カンアオイ(寒葵)


沢山のユキワリイチゲが咲いていて感動しました

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ユキワリイチゲ(雪割一華)…キンポウゲ科で、日本固有種です


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ユキワリイチゲ…淡い薄紫色の花弁が美しいです


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ユキワリイチゲ…日が陰ると徐々に花弁を閉じます


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ミチノクフクジュソウ…私には普通の福寿草と区別できませんが…

日本には、フクジュソウ・キタミフクジュソウ・ミチノクフクジュソウ・シコクフクジュソウの4種類のフクジュソウが分布するそうです。フクジュソウの花弁は萼片と同じか短いのに比べて、ミチノクフクジュソウの萼片は花弁よりも明らかに短い為、花弁は大きく開きます。そして花弁の裏が赤みを帯びるのも、特徴の一つと言われています。


午後2時を過ぎ頃から、急に空が曇り風が強くなりました…自宅へは風に真向い北へ走るので、懸命に自転車を漕いでも中々進みません…それに帰り道は上り坂が多く、往路よりも時間がかかりましたが、お花に出会えて嬉しい一日でした。




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2018年2月17日(土)…今年初めて神代植物園へ行って来ました。2月6日から3月4日まで『梅まつり』開催中…梅園に行く途中にも数カ所に梅が咲いています。

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ムクゲ園傍の梅は満開です…梅の花はどれも新鮮で一輪一輪が美しいです


梅園は梅を楽しむ人で賑わっていました…まだ2~3分咲きでしょうか?

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梅園には古来からの園芸品種が多く、100品種約180本の梅が植栽されています

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樹形が美しい風格のある古木の梅は、花が咲いてなくとも絵になります


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白梅が青空に映えて美しいです…この梅は白難波(しろなにわ)で


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梅『森の関』…淡い紅色の一重の花弁が可愛いです


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梅『雛曇り』


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梅『白難波・しろなにわ』


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梅『八重海棠・やえかいどう』


梅園にはロウバイやマンサクも咲いています

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ロウバイ(蝋梅)…最近はソシンロウバイが多く、この基本種の蝋梅は少ないです


マンサクも幾種も咲いています

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シナマンサク(支那満作)…前年度の枯葉が多く残っています


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マンサク・『オレンジビューティ』…マンサクの栽培品種


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マンサク『ダイアナ』


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マンサク『モリスパリダ』


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マンサク『ルビーグロー』


椿園にも花が咲き始めていますが…多くの花は傷んで被写体にならず残念…

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ハルサザンカ系『鎌倉絞り』


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ワビスケ椿『太郎冠者・タロウカジャ』…別名『有楽椿・ウラクツバキ』

この『太郎冠者』は、花弁に独特の皺々があり、一重で花は大きく開くことなくラッパ状に咲きます。織田信長の弟で茶人でもあり、また東京の有楽町の名の由来でもある『織田有楽斎』が、茶の湯の席で好んで用いた椿と言われています。


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     椿『紅侘助・ベニワビスケ』          ワビスケ椿『数寄屋・スキヤ』


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寒椿『獅子頭・獅子頭』…低樹高の椿     ハルサザンカ『星飛龍・ホシヒリュウ』


楽しみにしていた山野草園には何も咲いていませんでした…園内を一巡りしました

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松の雪吊りが池に映り込みます…ここはまだ冬景色です


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ダイサギ(大鷺)…飛び立った大鷺を″ツルだ!″と叫ぶ子供がいました…


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フクジュソウ(福寿草)…地面すれすれに大きく花開き、陽を受けて輝いています


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ニオイカントウ(匂款冬)…地中海原産で、カントウとはフキの事です



…②に続きます…




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