2015年6月17日(水)・パソコン教室の友人が「銀座で鰻を食べる会」を企画して下さり参加しました。ランチの前に、今が見頃の明治神宮御苑の花菖蒲を観賞します。集合場所駅から地下鉄副都心線の"明治神宮前"で降り、南参道を歩きました。
明治神宮・南参道の鳥居…総勢8人の友人達と大きな鳥居をくぐります
広い南参道…両脇はうっそうとした森です
明治45年に明治天皇が、大正3年3年に昭憲皇太后が崩御後、両陛下を偲ぶ国民からお二人を祀る神社創建の機運が高まり、明治神宮が創建されました。境内地は明治天皇が「うつせみの代々木の里はしずかにて都のほかのここちこそすれ」と詠まれた代々木御料地と決まりました。この地は元加藤清正邸、後に彦根藩主井伊家の下屋敷のあった所、面積70万㎡の境内は、そのほとんどが全国青年団の勤労奉仕による造苑整備されたもので、現在の深い杜の木々は全国から献木されたおよそ10万本、365種の木々を青年団が植樹した人工の森です。
石橋(神橋)の下を覗くと水が流れます…嘗ての渋谷川の源流の一つです
渋谷川は♪春の小川はさらさら行くよ…♪のモデルにもなったとも言われる川です。
現在は暗渠になっていますが、今でも表参道北側に旧路の「旧渋谷川歩道」があります。水路の好きな私達夫婦は、四谷大木戸の玉川上水の余水も流して水量が多く、水車も廻っていたという旧渋谷川(穏田川)水路を伝い歩いたことがあります。
明治神宮・御苑東門入口
うっそうと茂る杜は、原生林の糺の森のようです
道端に咲くオオバジャノヒゲ(大葉蛇の髭)…昨夜の雨に濡れています
木間から睡蓮の咲く南池が見えてきました…周囲の木々も睡蓮の花も池面に水鏡のように映りこむ見事な美しい風景です…昭憲皇太后様もお気に入りで、時々釣りを楽しまれた事があるのこの池の畔には「お釣台」の名があります。
睡蓮の咲く池…広く全体をパノラマカメラで写してみたいです
水面に映りこむ花が美しいです
水面下にも咲くがに見えます…極楽浄土があるとしたらこんな処でしょうか
明治神宮御苑の花菖蒲は、明治26(1893)年に、明治天皇がお妃の昭憲皇太后を労わるために植えられたものです。現在約150種、1500株が咲いています。
奥に四阿が見えます…雨粒の残る花菖蒲は生き生きとしています
菖蒲田は流麗な曲線を描いて奥に連なります…水源は「清正井」です
茅葺屋根の四阿からの景色
王昭君 沖津白波
鎌田錦 三笠山
春日野 松葉重
真鶴 立田川
菖蒲田の奥に「清正井」があります。湧水の井戸であり、東京都の調査では水温は四季を通じて15度前後と一定していて、毎分60ℓの湧水量があります。昔から加藤清正自ら掘ったと伝わります。加藤清正は安土桃山・江戸初期の武将で朝鮮出兵での「虎退治」の話は有名ですし、又築城や治水に長けた人物としても名高いです。
清正井…澄んだ湧水です
清正井…流れに手を入れると冷たくて気持ちよかったです
ここから明治神宮参拝に拝殿へと向かいました…続きます…
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