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2018年7月8日(日)…暑い日でしたが、早めのランチ後に都立薬用植物園に出掛けました…野火止用水沿いの雑木林の緑道は涼しく、気持ち良かったです。園内には咲いているかどうか気になる花があり、其処へ急ぎました…スズカケソウです。

スズカケソウの花が咲いていてくれました

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スズカケソウ(鈴懸草)…ゴマノハグサ科の多年草…二鉢に咲いていました

スズカケソウの茎は斜上して1~1.5mになりますが、先端は垂れ下がり地に着き新芽となります。江戸時代からの古典植物として知られますが、自生地が解らない謎の植物だそうです。濃い紫色の美しい珍しい花で、絶滅危惧種に指定されます。

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スズカケソウ(鈴懸草)…美しい花時に出会うことが出来ました

スズカケソウの名は、球形の花序の連なりが、山伏の法衣・鈴懸の飾りに似ているのが由来と言われます…毎年見ていますが、中々花の見頃には出会えません。


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フシグロセンノウ(節黒仙翁)



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ヌマトラノオ(沼虎の尾)…他のトラノオのように花穂が垂れず垂直に伸びます



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オタネニンジン(御種人参)…『朝鮮人参』…江戸期より日本でも栽培されています



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バアソブ(婆雀班)…キキョウ科バアソブ属のつる性多年草…絶滅危惧種です



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バアソブ…『ソブ』とはそばかすの事…似た花にツルニンジン(ジイソブ)があります



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ウマノスズクサ(馬の鈴草)…ジャコウアゲハ幼虫の食草です

園内で花ガイドさんとお話しました…今日見所の花情報を伺うと、珍しく今年はウマノスズクサに2つも実が付いているとのこと…私には見つけられなかった実です。

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ウマノスズクサ(馬の鈴草)の実…花名の語源となった馬の鈴に似た実です



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もう一つのウマノスズクサの実…種が出来る様子も観察してみたいです



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左『カルドン』 右『アーティチョーク』…カルドンはアーティチョークの野生種



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ロックガーデンに咲いていた山百合…吹く風に大きく揺れます



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ヤマユリ(山百合)…日本特産の百合で、種々の園芸品種の母体となっています



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オニユリ(鬼百合)…種は作らず、葉の付け根に黒柴色のムカゴをつけます



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カリガネソウ(雁金草)…黒い点々は蟻です



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クルマバナ(車花)



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マツムシソウ(松虫草)



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ホタルブクロ(蛍袋)



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ユウスゲ(夕菅)…最初見た時は蕾でしたが、帰り際には花が開き始めました



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誰もいない林内を一巡りしました



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林縁に咲いていたコオニユリ(小鬼百合)



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コオニユリ(小鬼百合)…ムカゴは作らず、種子が出来ます




…薬用植物園(2)に続きます…